衝撃緩和型畳(畳床)

特許取得 介護保険適用

衝撃を緩和する安全な畳を開発いたしました(特許取得)。介護保険を適用いただけます。

1 衝撃緩和型畳 開発コンセプト

 床材としての畳は常時、肌に触れる材料であり、安全性や居住性に大きく影響します。 近年、高齢化により、高齢者の日常生活における転倒事故が多く発生し、問題になっています。 人は様々な動作を行う生活環境にありますので、多くの福祉用具を張り巡らせても、転倒自体を防ぐことは 困難であると考えられます。

 このたび日本建築学会床性能評価指針に基づき、床に要求される性能を基本とし、衝撃を緩和する安全な畳が、 転倒して骨折するリスクを軽減するために有効であると考え、東京工業大学大学院横山研究室のご協力のもと、 研究開発して参りました。また、歩きやすく疲労感の少ないことが、居住性の向上と考え、日常的な作動時の硬さを加えた性能も必要と考えました。

 衝撃を緩和する安全な畳にすることにより、ユカ座では、イス座よりも人と人とが自由に距離を調節でき、 様々な姿勢が可能となります。 微妙な距離感の調節が可能となるため、落ち着きやすい空間をつくることができます。 日本人の文化に密接に関わっている畳の安全性や居住性の向上を目指した畳として開発致しました。

2 衝撃緩和型畳の開発目標

 これまでのJISに規定する畳床に衝撃緩和性という性能を加えました。 さらに骨折などのリスクを軽減し、時代のニーズに即した安全・安心な、新たな畳を開発することを目標としました。

性能目標 - 転倒衝突時の安全性

  • 体育館の床硬さに関する基礎研究を参考に障害発生予測率10%以下を目標
  • 転倒衝突時の硬さ50G以下

性能目標 - 日常的な動作時の硬さ

  • 安全なだけでなく、歩行や立ち座り等に適当な硬さが必要である。
  • 日常的な動作時の硬さを0. 8以上1. 3以下とする。(評価段階『④どちらともいえない』

(出典:日本建築学科会 床性能評価指針)

3 製品の性能値

  • 試験は衝撃緩和型畳床に畳表を縫い付けた畳製品(畳厚55mm)の状態で実施しています。(実施機関:一般財団法人 日本建築総合試験所)



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